■数字で見る相続
令和5年度の税制改正
生前贈与の合算期間 延長へ

　2022年12月16日、与党は『令和5年度税制改正大綱』を発表しました。
2023年度改正での相続に関連する大きなポイントは・・・
『生前贈与の贈与対象期間の延長』と『相続時精算課税制度の見直し』
などがあります。

　生前贈与は毎年110万円までであれば贈与税がかからず、亡くなった日から
3年前までの贈与財産には、相続財産と合算して相続税が課されていました。
今回の改正で合算する対象の期間が、
　　　　「相続開始前3年間」から「相続開始前7年間」まで延長されます。
合算期間は2027年1月以降、段階的に延ばし、2031年1月に7年間となります。
　また、相続時精算課税制度により行われた贈与についても、
課税価格から毎年110万円の基礎控除ができるようになります。

　財産をどのようにして相続するか、相続人の税負担を考慮して
検討し直す必要がありそうです。
　
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