発行元:税理士法人CWM総研/㈱CWM総合経営研究所
■数字で見る相続
公正証書遺言の作成 11万8,981件
主な遺言には、『公正証書遺言』と『自筆証書遺言』があります。日本公証人連合会の発表によると2023年に作成された公正証書遺言は、11万8,981件でした。また、法務省民事局の発表によると2020年7月に開始された自筆証書遺言書保管制度の2023年の1年間で保管申請された件数は、1万9,336件でした。この公正証書遺言の作成件数と自筆証書遺言書保管制度の利用件数の推移を見ると、いずれも概ね増加傾向にあります。
公正証書遺言や自筆証書遺言書保管制度を利用すると、遺言を紛失するリスクをなくすことができるため、安心です。
こうした遺言の利用が増加しているのは、相続トラブルを防ぐために誰に何を相続させるのかを明確にしておくなど生前の相続対策への関心が高まっていることも要因と考えられます。
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