発行元:税理士法人CWM総研/㈱CWM総合経営研究所
■数字で見る相続
相続税の申告事績 微増で推移
国税庁が発表した『令和5年分 相続税の申告事績の概要』によると、被相続人数(死亡者数)は1,576,016人(対前年比100.4%)、そのうち相続税の申告書の提出に係る被相続人は155,740人(同103.2%)で、課税割合は9.9%(同0.3ポイント増)でした。
また、課税価格の総額は21兆6,335億円(同104.6%)、申告税額の総額は3兆53億円(同107.4%)で、被相続人1人当たりの課税価格は1億3,891万円(同101.3%)、申告税額は1,930万円(同104.0%)となりました。
なお、令和5年度の相続税申告でのe-Tax利用件数は8.5万件で前年度から2.4万件(38.7%)増加し、利用率は37.1%で前年度と比較して7.6ポイント上昇しました。直近3年間で利用件数は3.7倍となり、相続税申告においてもe-Taxの利用は着実に広がっているといえます。
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