発行元:税理士法人CWM総研/㈱CWM総合経営研究所
■数字で見る相続
相続税の実地調査 申告漏れ等7,200件
国税庁の『令和5事務年度における相続税の調査等の状況』によると、相続税の実地調査件数8,556件(対前事務年度比104.4%)のうち、84.2%となる7,200件で申告漏れなどの指摘がありました。追徴税額合計は735億円(同109.8%)、実地調査件数1件当たりの追徴税額は859万円となり、いずれも増加(対前事務年度109.8%、105.2%)しています。
相続税の申告漏れなどは、悪意がなくとも、知識不足が原因で発生することが多々あります。実際に実地調査が行われると、8~9割の人が何らかの指摘を受けて、追徴税額に加えて加算税や延滞税などのペナルティが科される場合もあります。
相続税の申告に不安がある場合は早めに専門家に相談し、申告漏れなどに気づいた場合は、速やかに正しい内容で修正申告をしましょう。
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