■数字で見る相続
相続放棄は年々増加 282,785件に
最高裁判所事務総局が公表した『令和5年司法統計年報 3家事編』によると、相続放棄の受理件数は、2019年が225,416件、2020年が234,732件、2021年が251,994件、2022年が260,497件、2023年が282,785件と推移しており、年々増加傾向にあります。
この増加の背景には、高齢化社会の進行に伴う相続件数の増加、管理や維持が困難な空き家や土地(いわゆる負動産)の増加、さらには故人の借金や保証債務などを相続しないための防衛策として相続放棄が利用されやすくなっていることなどが挙げられます。
くわえて、2024年4月から不動産の相続登記が義務化されたことも、相続放棄の件数に影響を与える可能性があります。今後もこの傾向には注目が必要です。
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