「お客様を大事に思い」事業を成功に導いた企業に学ぶ

2025年 8月 27日

1.「ひらまつ」の場合


株式会社ひらまつ(1994年設立)は、フランス料理、ヨーロッパ料理を通して日本におけるヨーロッパ文化の普及に尽力し、2003年にジャスダック市場に株式公開、2004年には東京証券取引所市場2部に、2010年に東京証券取引所市場第1部に上場を果たしています。
その高級フランス料理レストランの料理人でもあり、グループを率いる平松宏行社長は、その成功の秘訣を「お客様の要望に百パーセントYESと応えること」と言っています。それは、換言すれば、お客様の様々な要望に全て応えられるだけの器を当事者がどこまで持てるか、また、YESと応えられるだけの努力を如何に出来るかにかかっているという事が出来ます。
つまり、「お客様を大事に思い」、従業員の一人ひとりが“目の前のお客様に如何に喜んでいただく努力が出来るかどうか”、“お客様の要望に誠実に対応することが出来るかどうか”が成功の鍵で、そこにサービス業の本質があることを教えてくれているのです。

2.「京セラ」の場合

京セラ株式会社(1959年元京都セラミックス株式会社設立)は、ファインセラミックスのトップメーカーとなると共に、経営の多軸化を推進し、超優良な世界企業となっています。
その京セラを成功に導いた稲盛和夫名誉会長は、その著「京セラフィロソフィ」第一章経営のこころ④「お客様第一主義を貫く」で「お客様のニーズに対して、今までの概念をくつがえして、徹底的にチャレンジしていくという姿勢が要求されます。お客様に喜んでいただくことが商いの基本で、そうでなければ利益を上げ続けることはできません。」と喝破しています。「お客様を大事に思い」技術開発を怠らず、どんな無理な納期にも、たとえ夜中であろうと製品をお客様に届けることを実行してきたことが成功の近道であったと言っているのです。

     

    ■「お客様を大事に思う」ことを身に付けるには

     

    1.物事を本質で観る習慣を付ける

    私達は一つのことを極めることによって初めて真理や物事の本質を体得することが出来ます。一見してどんなにつまらないと思うようなことでも、その与えられた仕事を天職と思って、それに全身全霊を傾け、打ち込む努力を続ければ、必ず真理が見えてくると多くの先達は語っています。具体的には、「完全主義を貫く」「真面目に一生懸命仕事に打ち込む」そして「地味な努力を積み重ねる」ことです。この3つのことを四六時中やっていれば慣性(ならいせい)(=第2の性質)となり、「お客様を大事の思う」ことの本質が極められるようになるのです。

    2.物事の判断基準を『利他』に置く

    科学者が物差し、マイクロメーター、その他基準となる測定手段を用いるのと同様に、私達も判断の物差しとなるべき哲学を持たねばなりません。その哲学は、公正、正義、やさしさ、思い遣り、誠実と言った人間としての道理に基づいた『考え方』であり、ビジネスでは『利他』であると言われています。つまり、素晴しいビジネスが出来る原点は、「お客様を大事に思い」儲かるようにしてあげる『利他』で、それが結果として大きなビジネスチャンスを齎(もたら)し、ひいては自分の利益を生むことになるのです。

    3.物事をとことん結果が出るまで突き詰める

    「お客様を大事に思う」ことを身に付けるには、その事にとことん打ち込んで、それを極めることによって、体得することが出来るのです。つまり、物事をとことん結果が出るまで突き詰めることによって、真理を見い出し、人の世の道理を理解することが出来るようになるのです。

    NEXT
    その「気持ち」(『思い』)をカタチにする

    totop

    copyright2026 CWM Consulting Firm.