発行元:税理士法人CWM総研/㈱CWM総合経営研究所
■数字で見る相続
相続税の非違件数が5,532件に
国税庁が発表した『令和3事務年度における相続税の調査等の状況』によると、相続税実施調査件数は6,317件(対前事務年度比123.7%)、申告漏れなどの非違件数は5,532件(同123.6%)、追徴税額合計560億円(同116.2%)と、いずれも増加しました。
実地調査1件当たりの申告漏れ課税価格は過去10年間で最高の3,530万円で、実地調査1件当たりの追徴税額は886万円でした。申告漏れ相続財産の金額の構成比は、『現金・預貯金等』が32.2%と多く、『有価証券』が12.5%、『土地』11.8%となっています。
コロナ禍の影響で減少していた実地調査件数が回復しつつあり、申告漏れが判明する数も増加していくと見られます。相続税の申告漏れ・遅れがないよう注意しましょう。
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